ご来光サイクリング(DNF)

また懲りずに妙見山を目指します。2009年も美しい初日の出が拝めますように(-人-)。という予定だったのだが、だがしかし、前日の時点で、Yahoo!天気によると、能勢の気温は12月31日21時で-2度となっていて、1/1午前6時の予報では-4度。これが能勢の平地の気温だとすると、妙見山の上は単純に標高差を300mと見積もっても、-7度。去年の妙見山頂の気温は-4度(ポラール計測)だった。明らかに今年は、それにくらべて低すぎる。
ちなみに、同じYahoo!天気で、池田市は2月31日21時2度、午前6時-1度です。池田の方がちょうど3度高い計算。池田と能勢の違いは、一山越えるか否か。シルベストは早々に山を越えない勝尾寺で初詣&初日の出という周知。
そもそも、ご来光ライド、すなわち真冬真っ盛りの日の出前に山道を駆け上がるサイクリングなんていうのは、阿呆の血のしからしむところ、マゾっけたっぷりのお遊びなのであります。零下の寒さの、真っ暗闇の曲がりくねった上り坂を、喘ぎながら走るなんていうのは、馬鹿中の馬鹿しかやらんことであって……。
だからこそオモチロイ。
という意味合いのものであったのでした。
であるからこそ、箕面の、暗闇の、酷寒の、元日の、その様相を正しく想像できるものは二の足を踏み、それでも果敢に挑もうとするものは、それなりの覚悟と装備と備えをするものなのであります。
が。
4時20分に起床して装備。
・長袖インナー+袖なしインナー+冬用長袖ジャージ(Pedal Far)+白金カイロin Pocket+マーモットウィンドストッパージャケット
・ロングあったかレーパン
・厚手靴下+足の甲にホッカイロ+ロードシューズ+シューズカバー
・インナー手袋+手の甲にホッカイロ+カステリ冬用グローブ
・ネックウォーマー
・ヘッドバンド
・ヘルメット
・ヒップバッグ(モンベルウィンドブレーカー、ダウンジャケット、モンベルウィンドブレークパンツ)
5時15分ごろに家を出たら、車がうっすら雪化粧……。こりゃまずい。
妙見は絶対に無理なので、目的地は勝尾寺ということで、待ち合わせ時間の5時半に176城南3のセブンイレブン
既に、HYCさんと、大阪市内からお車でお越しの方はいらしていて、でも自転車は車載のまま。そこから駐車場に入れて、自転車を出して。
その間に発光腕輪を自転車に装着したりして、出発は5時50分。
メカトラがあったので、調整。トラブルは解消しておかないと山道超危険なので、己の中ではもう無理っぽいなーと思いつつ(しかしご来光は正直イベントのためのイベントだからねえ!!ということで)ので2度ほど止まって調整ののち、再スタート。
6時13分箕面の踏切を通過。おや、7時までには登頂できそうじゃない。
既にシルベスト組は影も形もなく、交差点前ローソンにMTBがいたりする。
浄水場の坂を上って、もう真の闇でもない中を登る。道の脇には残っている雪がちらほら。
箕面山荘で、暑いかったので、ジャケットを脱いで、ウィンドブレーカーに。全員が揃うのを待って、「ここからは結構平地。次の分岐でまた再合流ね」と再出発。
ほどなくして、後ろが千切れて見えなくなる。あれ???? 少なくとも、ほとんど登っていないココで千切れるのはおかしな話だけど、ご来光初詣目当ての車もある中を、変なところで止まるのもアレだよなーと、第二ステージ(霊園と勝尾寺分岐)まで。6時43分。
分岐付近は一面雪になっている。まだ凍結していないので、勝尾寺までは行けるだろうけど、帰りが怖いねえ、と羽矢茶さんと話したりしながら待つ。が、なかなか来ない〜。ちらちら雪も舞ってきた。
日の出は7時5分で、もうそれはどうでもいいのだけど、かと言って、下るのはちょっと怖いなあと躊躇していたら、HYCさんが下って様子を見てくれることに。
しばらくぼーっと待つが、白金カイロのおかげか、それほど寒くはない。しかし、7時になってしまい、さすがにこれはおかしいと、ジャケットを着なおして、下る。
が、下れども下れども、いない。……おかしすぎる……。第二ステージの登り始め付近で、やっと電話をしているHCYさんを発見。どうやらパンクらしい。……落車や怪我でなくて本当によかった……orz。
結局、箕面山荘前で、落ち合う。パンク修理は無事できたものの、路面の雪と、うろうろしている猿が恐ろしいということで、素直に下山。浄水場前でなんとなく東の空を眺めた後、マクドナルドで休憩して城南の駐車場付近まで戻り、解散いたしました(^^;。
という顛末。
まあ、ご来光ライドそのものが、冒頭にも書いたとおりに、アホ企画だったわけでございます。そこのところの周知徹底をしておくべきだったなあと言うのが反省。
なんだろ、オトナなんだから自己責任だし、その人がそのコースを走れるのかは、その人にしかわからないし、まして初めてご一緒する方々だったし。
ただ、コースの難度と状況を、今回は正しく想像できなかったのだろうなあと……。「暗闇の真冬の早朝の山」という状況を。
とにかく、リスクと難度と状況を詳しく知らせた上で、それでも走れるのかのカクゴの確認。
って、あまりこれも口うるさく言うとダメダメなんだが、実際問題として最低限のリスクは常に回避できるものは回避したいのだ(T-T)。
#今回のような危険なライドには、自分で来れる人だけで行くのが正しいのかも。
#自転車は一人乗り、だから。私には助ける能力も機材も(車とか?)スキルもない……。
その上でも、走るのであれば、危険性を回避するための工夫の伝授。服装、装備の確認。
#シューズカバー、両手両足の甲にカイロ、上着のレイヤーの工夫、山頂で汗を拭くためのタオル、ダウンジャケット、魔法瓶に暖かいカフェオレ等々。
リスクの予測とその対処、状況判断。予報の時点で妙見山は絶対に無理であった。勝尾寺ですら危険なのは予測できたので、DNSする勇気と備え。
第一ステージで引き返したのは、パンクのおかげであったとしても、今にして思えばナイス判断であったと思う。
それから、何時に出発すれば、無理のない速度で時間までに到達できるかという計算。
今回は直前にコースが変更になったので、それが難しかったという要因が……。
あと、猿な。猿は仕方がない。箕面だから。
ま、正直、初詣もご来光もいけなくても全然良かったので、とりあえず怪我も事故もなく、オモチロカッタからこれはこれでオッケーなのではあるのだけれども、今年の最初の反省としてしるしておきまする。
ムズカチイ。