「たこフェリー」が船員大量退職で減便へ 高速料金値下げで打撃 兵庫

産経新聞2009.6.23 11:58
兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」
　兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「明石淡路フェリー」（同市、愛称・たこフェリー）が、２６日から運航便数をこれまでの３分の２に減らすことが２３日、分かった。同日、神戸運輸監理部に減便を届け出る。高速道路の料金値下げで利用者が大幅に減ったため給与削減を提示したところ、船員の約３割が退職を決めたため、現行便数を維持できなくなったという。
　同社によると明石海峡大橋の通行料値下げが始まった３月下旬から約２カ月で、利用台数が前年同期比で約４割減った。会社側は今夏と冬のボーナスをゼロにするなど年間給与を２０〜２５％削減することにした。これに対し、船員４５人のうち、１５人が２２日までに退職を申し出たという。
　減便されるのは早朝と夕方以降の利用者数が比較的少ない時間帯の便で、１日の便数は６４便から４８便に減少する。同社では不足した人員を補充し、十分な船員が確保できれば、便数を元に戻したいとしている。
　同社営業部の國安亜津志次長は「利用者には大変な迷惑をかけるが、航路存続のためご理解いただきたい。早急に通常通りに戻せるよう努めていく」と話している。

自転車が淡路島に渡るための唯一の交通手段、たこフェリー(訂正：ジェノバラインhttp://www.jenova-line.co.jp/もあります!)。近畿と四国を結ぶフェリーも、経由地(神戸、今治)が削減されたりして、輪行派自転車乗り的に、危機感はいやますばかり。高速道路1000円は、本当に視点が偏った悪政ですよ……orz。
がんばれ、たこフェリー!!