フレームオーダー頓挫顛末|ショートクランク実感
検索してこられる方や、カテゴリー別アクセス解析の閲覧率も高いみたいなので、一応ご報告。
フレームオーダーは頓挫いたしましたm(__)m。
流れは↓参照。
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/archive?word=%2a%5b%a5%d5%a5%ec%a1%bc%a5%e0%a5%aa%a1%bc%a5%c0%a1%bc%5d
具体的に書くのは、お世話になった先方のこともあるので、簡単に。
そもそもフレームをオーダーしようと思ったのは、700cのフレームは私には大きすぎるのではないか、650cの体に合ったフレームを作るほうが効率的なのではないかと考えたからでした。そこで近所のトライアスロン屋さんにお願いすることにしたのですが。
お店の人は、ショートクランク推奨と言うことで、150mmのクランクを12月からお借りして(無料で)、blueにつけて試してみることにしました。約3ヶ月試してみて、私の乗り方には合わないということで、従来どおり165mmのクランクを付け直すことにしたのですが、まあそのあたりの考え方の相違もあり、結果的にフレームオーダーごとキャンセルということになりました。
ちなみに、私の身長は154cm、股下は70cmです。
150mmのクランクを使わせてもらったのは、とても良い経験だったと思います。実際に走ってみて、150mmの特徴は、
速度は出ないが、とにかく楽!!
ということに尽きます。
150mmで大阪〜小浜往復237.35kmを走った時と、
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/20090215
165mmで大阪〜小浜〜日吉180kmを走った時と、
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/20090321
全く疲れ方が違いました。165で走ったときの方が風が強かったということもありますが、150で走った時は、まだまだ時間が許せばあと100kmぐらいは走れる!!とさえ思いました。ただ、速度のアベレージは165の方が高い。
また、ヒルクライムでも165の方が断然有利でした。
逆瀬川〜六甲ルート150mmでは58分台
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/20090308
次に165mmで計測したら54分台
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/20090315
でした。
調子の上がり下がりもあるので、一概には比較できないけれども、出力的には30%ぐらい落ちていたみたい。
http://d.hatena.ne.jp/shanimu/20090312に最近の結果を付け加え。
日付 | コース | 距離 | 標高差 | タイム | 出力 |
2008.2.23 | クラクラ3st | 3.2 | 260 | 15分32秒 | 187 |
2008.2.23 | クラクラ4st | 4.0 | 290 | 19分10秒 | 173 |
2008.4.5 | 伊吹山 | 11.3 | 678 | 41分38秒 | 199 |
2008.5.17 | しらびそ | 14.8 | 1000 | 60分59秒 | 192 |
2008.6.1 | 富士スバル | 24 | 1255 | 84分48秒 | 187 |
2008.6.15 | 富士あざみ | 11.4 | 1200 | 70分15秒 | 183 |
2008.8.31 | Mt.C.乗鞍 | 20.5 | 1260.75 | 87分 | 171 |
↑165 | ↓150 | ||||
2009.3.7 | 西峠 | 6.3 | 270 | 22分56秒 | 154 |
2009.3.8 | 六甲逆瀬川 | 11.43 | 834 | 58分2秒 | 162 |
↑150 | ↓165 | ||||
2009.3.15 | 六甲逆瀬川 | 11.43 | 834 | 54分9秒 | 177 |
2009.4.5 | 伊吹山 | 16 | 1048 | 65分 | 189 |
ということで、出力差は明らか。
レースと言えばヒルクライムしか出ない、練習に遅れないように走りたいという私には、150mmは不向き……というのが、自分が実際に使って走ってみての結論でした。
但し、スイムの後、ランの前で、単独走行(他の人とペースをあわせなくてもいい)、脚の筋力を使わずに休ませながら距離を走りきるのが目的であるトライアスロンには非常に向いていることも納得だと思います。また、ブルベやツーリング用としても断然使えるクランクであることは確かでしょう。私自身、650cが上がってきて、例えそれがヒルクライムで数字が出ないものであっても、ツーリング車としてつぶしが利くよなあ……と思っていましたから。ダボ穴も開けてもらうことにしていたし。ショートクランクだと登りで数字は出ませんが、単に遅いだけで、疲れずに上りきることが可能でしたから。
でもまあ、結局、このような数字や、私の使用者としての実感をお伝えできないまま、オーダーフレームは頓挫したわけですが(つ_T)。いろんな意味で貴重な体験ではありました。とほほ〜。