映画『第九地区』
最後にはナデナデしたくなります
差別の本質
映画10本分のボリューム
泣く。
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『ぬこ缶』で生き延びろ!
これは、拾いものかも・・・・
今年一番面白いです!
先の読めないストーリー
ちなみに『ニアアンダーセブン』とは。
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/niea/
舞台は宇宙人がうじゃうじゃいることが 当たり前になってしまった近未来マザーシップで大挙してやってきた宇宙人たちは、頭に標準装備したアンテナで意志の送受信が 出来ることと,耳がとがっている事以外は何ら地球人と変わりなかった。
優れた環境適応能力を発揮して、 うやむやのうちに地球の日常に馴染んでしまい、人間達もうやむやのうちにそれを受け入れてしまった。
宇宙人バブルもはじけちゃった、そんな感じ。
そんな時代の下町荏の花地区 荏の花湯。
そこに下宿するまじめな予備校生まゆ子と自由きままな宇宙人ニアとのなんともへたれな日常を描く。。。
「NieA_7」はそんな貧相なアニメです
私は『ニア』を1巻しか見ていないが(当時住んでいたところのすぐ近所が舞台のモデルだと聞いたので見てみたが、肌に合わなかった)、ああッ、確かにシチュエーションだけ抜き出すとそんな感じ? でも、相手は海老。人間そっくりでかわいいニアみたいな宇宙人じゃなくて、気色の悪い海老型エイリアン。
漠然とした評判の良さと、↑のような前情報だけで見に行ったら、まさに度肝を抜かれた。
海老肉、人肉飛び散らばりまくりのグログロ感の凄まじさは、そういうのが苦手だとつらかったし、息をつかせない予想外の展開の連続にえらく疲れたが、これはものすごい映画だわ。空前絶後。B級的に見せているのに、見た後はものすごく重い。
最初、いかにも気持ちが悪い海老型宇宙人の造形に打ちのめされながらも、次第に(あまりにもあんまりな)人間よりもむしろ宇宙人側に感情移入させられる展開など、観客コントロール術に完璧に酔わされた。しかも痛烈な皮肉にいちいち胸をえぐられてしまう。なぜ敢えて舞台が南アフリカのヨハネスブルクなのかとか、追われる主人公に対する組織のあんまりな扱いとか(ちょっと『鉄男』っぽい)。露骨で、不躾なぐらいストレートな比喩は、全く上品ではない。
が、それが見終わった後嫌味に感じられず、なんとなく納得した気分にさせられるのが不思議。小エビちゃんの愛らしさとか、(取ってつけたような)夫婦愛のせいなのか、何なのか。
ところで、映画は、前後をドキュメンタリーを模した映像で挟むような構成になっている。しかし、主人公が何を考え、何をしたのかを、あのドキュメンタリーで記録することはできていないハズなのだが。一般的に、彼の行為は何だと報道されたのだろう? そこは気になるところ。組織の行為は告発されたようだが、あの液体と彼の変身と宇宙船の起動の関連付けは、人間社会側には無理だよねえ? 証言してくれる生還者もいないだろうし(戦っていた相手もわけがわかっていなかっただろう)、まさに神の視点でのみ知れるストーリーだ。
それはともかく、あの液体の存在は、ストルガツキーの『ストーカー』っぽくてイイねえ。エイリアン兵器とテクノロジーの凄さは、犬の十戒を連想してしまった。
7. Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.
私を叩く前に思い出して下さい 私には貴方の手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど
私は貴方を噛まないように決めている事を。
ああ、深い……。
検索してみると、まるで続編が作られるようなことが書かれてあるけれども、この映画はあのラストで留めておいてほしい。「解決」なんていうものは、この映画のテーマには存在しないだろうから。なまじっかなハッピーエンドなんて描いてしまおうものなら、この映画の全ての感動が帳消しになってしまう。だから、ぜひともこのままで。お願いします。
やさしい
ゆった〜り。でもって、ほんわか
いい。
世界観
パワーアップしようよ
お願い
全人類必見