競輪の交付事業、仕分けで「廃止」 JKAの270億円@朝日新聞

http://www.asahi.com/politics/update/0524/TKY201005240187.html

鳩山政権の「事業仕分け」は24日、3日目の作業に入り、各自治体が行っている競輪の振興事業を手がけるJKAを取り上げた。宝くじ助成事業と同様に競輪の売上金の一部を別の公益法人や他の競輪場に補助金などとして配っている計約270億円の事業について「交付先の決め方に問題がある」などとして「廃止」と結論づけた。
 議論では、仕分け人の寺田学衆院議員や尾立源幸参院議員が「JKAからカネが流れている団体の天下り役員には、6カ所も渡り歩いて3億円も受け取っている人がいる」などと指摘。枝野幸男行政刷新相が競輪の売上金について「経産省天下り団体に配るより国庫に入れた方が社会に還元できるのではないか」と批判する場面もあった。
 この日は、国が道路や河川、ダムの建設工事を発注する際に必要となる図面や積算データの作成支援、取得用地の補償などの業務を担う全国の建設協会・弘済会8法人と、港湾空港建設技術サービスセンターも仕分け対象となり、財産の一部を国に移管するよう求めた。


明言するけれども、私はギャンブルは大嫌いだ。競輪、競馬、競艇、パチンコ、麻雀。宝くじですら何か理由がなければ買わない。
でも、ロードレースなんかの費用も競輪の補助金から出ているのも事実なんだろうなあ……と、フクザツな気持ちになる。
日曜日に閉幕したツアー・オブ・ジャパン
http://www.toj.co.jp/toj14/index.php
選手が泊まるお宿がユースホステルだったり、10畳の部屋に6人だったり、写真を見るからに煎餅布団だったりして、ああ、ロードレースにお金がないんだなあ……ということを骨の髄から思い知らされた気がした。でも、だからって、私たちファンに何が出来るだろうかというと、うーん。
今年は初日の堺と奈良の応援に行った。平日の奈良はともかくとして、日曜日の堺は結構な人出だったが、もちろん観戦はタダだし。グッズを何か販売しているでもなし。「儲ける仕組み」が存在しないように見えた。選手サイン付きサコッシュとかボトルとかあれば買うのに!と、個人的に思ったりするけど、どのぐらい需要があるかも疑問だしなあ。
じゃあ、車券買えばいいんじゃね?というつぶやきもあったと思うが、それは違う気もするし。よし、実業団に登録だけでもして賛助会員になろう!!……というのは完全に自虐ねただしorz。
テレビに放映されるでもなく、結果が新聞に大きく取り上げられるでもなく(新城のジロ3位だって、全然新聞に出なかったくらいだしねえ)、そもそも競技に対する認知度が低すぎる時点で、どうすればいいのかなあ。
プロのスポーツ選手で生活できるのなんて、野球と相撲とサッカーと?ぐらい? そもそもスポーツなんて「そんなもの」なのかもしれないけど、でも、もっといい環境で、もっと安定して、もっと凄いものを見せて欲しいと、ファンとしては思う。
昨日のジロの、モンテ・ゾンコランの15万人の人出のあの迫力を思い出して、嘆息。そんな都合のいいビジネスモデルなんてないものねえ。でも、どうにかならんかなあ……。