ブルベオダックス静岡フレッシュ424(360km/24h)

http://connect.garmin.com/player/31329275

T16:40'24
D354.1
S21.24/55.16
H129/170
C63.6/175(誤作動?)
U3847/D4397

ガーミンのデータが帰りの新幹線まで含んでしまったのでorz、数字は最後のLAP(ゴール設定コンビニ後)を除いたデータです。途中サイコン押し忘れた区間があるので、短めに出ています。
#機械上では最後のLAPを消せたのに、その後サイトにアップデートしても、新幹線データは残ったままです。どうにかならんかー!?
東京時代の自転車友達のCSさんが女性だけでチームを組んで、ブルベのフレッシュを走るというので、参加させてもらった。私以外の3人はSRを取ってPBP(パリ-ブレスト-パリ1200kmを走る4年に一度のブルベイベント)に参加したこともあるという猛者。私はといえば、この日のために予行演習として単独で走ったid:shanimu:20100322の273kmが最長距離。今回は距離感と夜間走行の苦手を克服しようと、お勉強のつもり。女子と一緒に走る機会は多くても、メンバーの誰もが私よりもベテランという状態は、最近はなかなかないので、この安心感はものすごかった。
フレッシュは24時間で360kmを走って、一つの目的地に同時刻に集うというイベント。歴史的な名所を結ぶのがテーマということで、私たち4人チームは、9時に松本城を出発して、361km先の三保の松原を目指した。

フレッシュは速く走れば早く終わるブルベと違って、一定時間内に走りきれさえすれば楽なペースでいいサイクリングイベント……ということもあり、天気も良くて、景色がすばらしいコースに、たびたび足を止める。

携帯の電池が貧弱で、全然電源を入れておかなかったので写真は少ないが、青い空をバックに雪を頂く日本アルプスにうす雲がかかる姿も、梅桃桜に梨の花まで一斉に咲いている花々も、天竜川の流れも、本当にきれいだった。事前に心配していた雨には全く合わず、気温も冬将軍の再来を感じるほどには下がらなかった(新野峠の手前で3度の表示を見たのが最低だっけ?)。
ところで、一応コンセプトとしては、電車で登りきったところからスタートして、あとは下り基調……のハズ。なのだが。ルートラボの「獲得標高 上り:3563m 下り:4130m」というのにも、気がついてもいた。でも、目をそらしていたのです……なんとなく(--;。……実質140kmで獲得標高3000m超だったとすると、普通に考えてもかなーりタフなコースですわね……。
結果的に日中のサイクリングモード的な走りと、100kmのアップダウン……というか、結構な峠越えに時間と脚をかなり使い切ってしまったのでした。
↓第一PC手前の印象的な看板。

私はこの辺りは初めて走るのだけど、ゴール後に会ったブルベライダーに「新野峠を越えた」というと「ええッ! あそこを通ったの!?」と言われるような峠らしい。確かに11km/4.7%は激坂ではなくてもひたすら長かった……orz。なんとか新野峠を日があるうちに登りきったが、下りは薄暮。でも、この日のためにそろえたライトがちゃんと地面を照らしてくれて、それほど下りでも不安を感じることはなかった。
そして、新城の手前(豊根?東栄?)では花火を目撃。進行方向に間近で突然花火が上がるのには感動した! 山間の道で、多分花火の筒も1本しかないだろうペースで打ち上げられるので、ちゃんと見れたのは2回だけだけど、夜間走行をしていてもなかなかこういう機会はないと思う。お祭りだったらしく、玄関先で見物する人が沢山出ていて、かなり笑われてしまった。
夜間走行区間は、愛知と静岡の県境の宇利峠がちょっと怖かったぐらいで、割と明るめの広くて交通量のない道。すごくよく考えられているコース。ただ、浜名湖沿いは昼間に見たらさぞきれいだったろうになーと思う。真っ暗な湖面に映る灯りもステキだったけど。
PC3のミニストップ浜松志都呂についたのがちょうど日付の変わる頃。2時間の休憩を使って仮眠を取りたかったので、ココスでスパゲティなんぞを注文して突っ伏して寝る。……ハズが、直後にやってきた6名の女子の恋のから騒ぎトークが大変面白くて、まんじりもせずに2時の閉店時間。目をつぶっているだけでも多少は眠気も疲れも取れるもんだ、とは思った。
しかし、残り7時間で110kmというのは、決して余裕があるわけではない。まして夜間走行ではどうしてもスピードが落ちる。この辺りから地元愛知を引いてきたOさんが疲れが出てきたのかペースダウン。しかしEさんが鬼引き(今回はEさんの脚力にほとほと見惚れましたわ。私よりも小柄で、650cのクロモリバイクなのに、あの脚力。御見それいたしました)。そこにPC4御前崎白羽店前の住宅街のギョッとするような激坂が出現。結局Oさんは荷物を集合場所から離れた(でも歴史的に名所では最高な登呂遺跡付近)に預けていることもあって離脱となり、残り3人で完走を目指すことに(3人完走がゴールの要件)。
夜は完全に明け切った。そこで、私にも恐れていた眠気の峠がやってきた。走りながら眠るというほどでもないけれども、これはちょっと仮眠しないとマズイということで、本来使うはずだった22hチェック(最後の2時間で25km以上走ることもゴールの要件)のコンビニのちょっと手前でチェックすることにして、10分程度コンビニの壁にもたれて丸くなる。これだけで、かなりすっきりして復活。
そしてさらにこの頃サドルによるこすれの痛みが限界まできていて、でもなんとかかんとか三保の松原を目指す。海岸線を走る最後のR150区間だけが、このサイクリングの唯一の向かい風区間だったけど、これがまたきつかった……。途中、三保の松原近くの、最後のPCのコンビに手前で追い抜いていく車から、身を乗り出して応援してくれる女性がいて、「わー!」と思ったら、オダックス静岡のスタッフの方でした。びっくり。各チームの応援に走り回っていたのかな? 設定ゴールのコンビニから、集合場所の温泉まで15kmぐらいあるので、実はちょっとだけ載せていってもらえることを期待したのは内緒だ。
最終PCには20分前に到着。レシートは、9時ちょうどのものがいるからオダックス静岡の方々にお話を伺うと、すぐに三保の松原の絶景スポットがあるとのこと。無事レシートをいただいてから(朝からこっちは何も固形物は食べる気がせず、新幹線用の飲み物を買ってばかりいた)、記念の写真撮影。


残念ながらメンバー4人揃っての完走とはいかなかったけど、Oさんからも携帯に登呂遺跡の写真が送られてきたのでした!
最後は追い風の海岸沿いを温泉まで移動して、ブルベカードとレシートのチェックを受けた後、温泉もそこそこに懇親会に参加。東京の人たちとも久々に顔合わせして、女子のみチームで走ったで賞をいただきました。……が、結構疲れていたので、ろくなコメントできなくて、メンバーには非常に申し訳ないorz。静岡スタッフの方にはお世話になりました。本当にイベントは大変だったと思います。お疲れ様でした。
懇親会の後は早々に新幹線で帰宅。新幹線車内でも目がさえて眠れなかったのに、帰宅して松本から送った荷物の中の甘精堂の栗かのこhttp://www.kanseido.co.jp/shopping/kurikanoko.phpを頂いたあと、晩御飯には起こすようにと言いつつ、18時前から翌7時前まで爆睡して初ブルベは無事?終了。
非常に楽しかった。夜間走行の苦手も克服できたし、また是非参加したいと思ったですよ。メンバーの方には本当にありがとうございました!!m(__)m