舞洲クリテリウム(実業団併催)/レースで勝ちを狙いに行くということ

実は金曜日から体調を崩していて、土日はほとんど走らず。今日も舞洲の応援に行っただけ。
お目当ては、オープン女子と、実業団女子。
実業団女子FRはすっごく面白いレースでした! 優勝は舞洲5連覇の豊岡英子。さすがでした。序盤(いつものように)逃げるものの、数周で10人ぐらいの集団に吸収される。その後はずっと集団で進むのだが、ポイントがかかっている周ではばっちり豊岡さんが仕掛けて、取りに行く。そこで加速できちゃうのはさすがの地足ということなんだろうけど、FRは先頭2,3人で展開というパターンが多いような気がするので、「集団でレース」という今回のような形は、「レースになっている」感があって、応援する分にはとても面白かったです。みんな速くなっているなあ!
私は3年前の初めての春の舞洲FRでDNFして以来、登り以外のレースにはほぼ出ないんだけど、「登りで頑張る」のは簡単だと思うのです。でも、「平地で頑張る」ってのは、本当に根性がいると思う。……私にはその根性がなくてですねえ……。
ところで、そういう展開があって面白いレースと違って、先頭集団で全く前を引かないのに、最終周回近くになってアタックをかけて勝っちゃうパターンとか見ちゃうと、ああ、あの人は損してるなーと思ってしまうのでした。「勝つ」ことにこだわっているから、そういうことができるんだと思うけど、「レースの面白さ」というのは過程の展開にあると思わないと、つまらなくなると思うのですよ。そういう人は、「勝てるレース」に出ないと多分楽しくないのではないかなあ。
もちろん、「勝つ」気持は大切で、それがなければレースに出ても仕方がないとも思う。というか、私がむしろその気持が強くて、「勝つ」気持がない私はレースにでちゃいけないんだ、というパターンにはまっちゃってるんだなあと気づいたわけですが。
でもそうじゃないのかもなあ……と、今日そのレースを見ていて目を開かされた。序盤、先頭で抜きつ抜かれつしている(ローテーション、というわけではなかったように思う)のがかっこよかったし、楽しそうだったし、見ているほうも面白かった。レースに出るモチベーションや楽しみというのは、多分そこなんだろうなあ。
でも、平地レースは、(先頭でなくてもいいから)集団で走れないと本当にしんどそうですねえ……。……私はまだ怖くて出られません……orz。千切れたら地獄だわ……。
昼過ぎから雲が翳って急激に冷えてきたので、体調のこともあり、FRで撤退して、ER、BR-1は見られませんでした。残念。
ヒルクラでも、去年の富士HC id:shanimu:20090607 で、友達のお尻を見ながら淡々と登ってしまって、己の中の「人に勝つ」気持のないっぷりに絶望した。TTなら楽しめるんだよねえ。富士国際 id:shanimu:20090628 みたいな我慢大会も楽しめるんだが、はてさて。