竹谷賢二さん「速くなる!絶対!」講習会

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聞くだけで速くなるなんてあるもんか!! と思っていたけど、私がまちがっていましたごめんなさいorz。ものすごく面白くて、ものすごくためになるお話を沢山きけました。
各論については、私がちゃんと理解しているかどうかというと怪しいし、それをここに書き落とせるかどうかというと、絶対に不可能なので略。
でも、一番基本となる「考え方」「とらえ方」の問題だけは。
自転車のスキルや機材やトレーニングの話を人から聞いたり、雑誌で読んだりするときに、どう受け止めるかということ。
因果関係と相関関係を見分けて、区別し、自分で考えて、納得して、取り入れること。

たとえば、「ハンドルは低く遠いとパワーが出る」のか。否。パワーがあって、速く走れる人は、その分空気抵抗を低く抑えなければならず、結果的に皆、低く遠いポジションになるだけのこと。遅い人が無理に低く遠くしたからといって、速くはならない。因果が逆だよね?とか。
乳酸が多い=疲労が溜まっているのではなくて、疲労が溜まっているときは、乳酸が多いだけのこと。乳酸と疲労の間には因果関係はなく、相関関係だ。今現在は、乳酸は新しいエネルギー源として注目されている。
人の経験や雑誌の記事を参考にするとき、その内容のバックグラウンドを差し引くことが大切。
構造の話をしているのか、機能の話をしているのか、感覚の話をしているのか。
何でもそうだと私も思うけど、こと、自転車に関しては、本当に人は「自分の経験しか語れない」。自分自身のことに関してだってあやふやだ。
ショートクランクを試したが、効果がなかったというならば、それは長いクランクに対応する筋肉しかないからなのかもしれない。乗り込んで、それに対応する筋肉をつければ、違う効果が得られたかもしれない。あるいは、求める効果の方向性が違ったのかもしれない。
だから、自分で考え、自分で試し、常に自分の体を基準に考えること。ただし、そこには客観的な第三者の目も必要で、それをお金で買う手段のうちの一つがBG-Fitなのだと思う。
そして、経験、感覚の話と、構造と機能の話は分けて考えること。
クランクは短くした方がいいという人は、もともとクランクが長すぎた人なのだ。逆も然り。もともとどうで、そこからどう変化し、そうなったのか。
そこにさらに、大腿骨の長さとの比の話が加われば、構造の話になるだろうが、それについても諸説紛々。
各人の癖や、ケイデンスの速さ、筋力も柔軟性も様々。人の受け売り、恰好を真似するだけでは、まったく意味がない。
まずは己を知り、己のロスをなくすことが大切。話はそこからだ。


自転車の全ての基本はペダリングにある。ポジションも、いかに正しくロスのないペダリングができるかどうかということをまず考え、その結果作られるもの。
どんなに重いギアを踏んでも、どんなに速く回していても、ペダリングが正しくなければ、無駄ばかり蓄積してしまう。とにかくペダリングのスキルをあげること、崩さないこと。全てのトレーニングはその上に初めて成り立つということ。






そのほか、トレーニングの方法、スケジュール、筋トレの紹介等盛りだくさんでした。
終わった後に、店で個人的に3本ローラーについて質問したけど、「ヒルクライムなら固定じゃないと!」と言われてしまいました(ibi)。シルベスト的にも新しく固定ローラーお買い上げが大歓迎☆とのこと。んー、でも両方あっても、絶対に片方しかやらないと思うんだよねえ。それに、「3本ローラーで片足ペダリングの練習しても効果ないんでしょうか?」と尋ねると、「3本ローラーで片足ペダリングなんて無理でしょう!?」と言われてしまった。いや、結構簡単なんですけど!!Σ('△';) やっぱり上級者の方々は、固定中心で、3本は使わないのかも……と思いました。
でも、楽しかった!!