マリオ・バルガス=リョサ『チボの狂宴』表紙出来!

チボの狂宴
チボの狂宴
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マリオ・バルガス=リョサ
作品社
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1961年5月、ドミニカ共和国。31年に及ぶ圧政を敷いた稀代の独裁者、トゥルヒーリョの身に迫る暗殺計画。恐怖政治時代からその瞬間に至るまで、さらにその後の混乱する共和国の姿を、待ち伏せる暗殺者たち、トゥルヒーリョの腹心ら、排除された元腹心の娘、そしてトゥルヒーリョ自身など、さまざまな視点から複眼的に描き出す、圧倒的な大長篇小説! 2010年度ノーベル文学賞受賞!

ノーベル文学賞を受賞したおかげで、年末年始はリョサ祭り!この『チボの狂宴』は本邦初訳だし、映画『ヤギの祝宴』(id:shanimu:20100729)も見てるし、まずはコレ!『世界終末戦争』『都会と犬ども』復刊と重なって、お金がいくらあっても足りません (*゚∀゚)=3ハァハァ。『世界終末戦争』前版も持ってるけど、どうすっかなあ。

世界終末戦争
世界終末戦争
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マリオ・バルガス・リョサ
新潮社
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それは、続く20世紀、政治と道徳が完全に分離する時代への預言だったのか?
19世紀末、大旱魃に苦しむブラジル北部の辺境を遍歴する説教者と、彼を聖者と仰ぐ者たち。やがて遍歴の終着地に世界の終りを迎えるための安住の楽園を築いた彼らに叛逆者の烙印を押した中央政府が陸続と送り込む軍隊。かくて徹底的に繰返された過酷で不寛容な死闘の果てに、人々が見たものは……。1981年発表、円熟の巨篇。

都会と犬ども
都会と犬ども
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マリオ・バルガス・リョサ
新潮社
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“怒れる若者”として登場した作家自身の体験を昇華させた、華々しき出世作
厳格な規律の裏では腕力と狡猾がものを言う、弱肉強食の寄宿生活。首都リマの士官学校を舞台に、ペルー各地から入学してきた白人、黒人、混血児、都会っ子、山育ち、人種も階層もさまざまな一群の少年たち=犬っころどもの抵抗と挫折を重層的に描き、残酷で偽善的な現代社会の堕落と腐敗を圧倒的な筆力で告発する。1963年発表。